Japanese
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薬剤
2,3の瘙痒性皮膚疾患に対するHS−592錠の使用経験
CLINICAL EXPERIENCE WITH HS 592 IN SOME PRURITIC DERMATOSIS
佐藤 健
1
,
大河原 章
1
Takashi SATO
1
,
Akira OKAWARA
1
1北海道大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Hokkaido University School of Medicine
pp.389-392
発行日 1970年4月1日
Published Date 1970/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200648
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はじめに
抗ヒスタミン剤は1930年代にはじめて記載されて以来現在までに多くのものが臨床的に応用されている。近年その進歩は著しく,強力な抗ヒスタミン作用を有し,しかも副作用の比較的少ない薬剤が数多く開発されている。しかし現存する抗ヒスタミン剤は多かれ少なかれその治療量で嗜眠作用,中枢神経抑圧作用などの好ましくない作用を示すものが多い。今回我々は抗ヒスタミン剤でありながら動物実験上その副作用が極めて少ないHS-592錠を2,3の掻痒性皮膚疾患に用いる機会を得たので報告する。
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