Japanese
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検査法
自律神経機能検査法—概論と実際
INTRODUCTION AND EXPERIMENAL METHODS OF THE FUNCTION OF AUTONOMIC NERVOUS SYSTEM
池上 寿彦
1
Toshihiko IKEGAMI
1
1信州大学医学部皮膚科教室
1Department of Dermatology, Shinshu University School of Medicine
pp.911-919
発行日 1968年8月1日
Published Date 1968/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412200391
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I.はじめに
生体があらゆる内的および外的環境に順応して,生活を維持していくためには,色々な調節が必要であり,この調節機能を果すものとして,自律神経系や内分泌系などがある。もしこの調節機能が順調に行われなければ,環境に適応出来なくなり,正常な生活が営む事が出来ず,種々の疾患発生の要因となる。自律神経系は内分泌系および精神活動と密接な,そして複雑な関係にあり,また常に変化していく環境に対応して変化しているものであるから,検査に当つては,その影響される因子を常に考慮に入れ,一定の条件のもとで行う様に心がけなければならない。
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