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文献紹介 進行期悪性黒色腫におけるニボルマブ+イピリムマブ併用療法
伏間江 貴之
1
1慶應義塾大学
pp.424
発行日 2014年5月1日
Published Date 2014/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412104035
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これまでに,進行期悪性黒色腫患者において,抗CTLA-4(cytotoxic T lymphocyte antigen-4)抗体であるイピリムマブ(ipilimumab)は全生存期間を延長させることが,抗PD-1(programmed cell death protein-1)抗体であるニボルマブ(nivolumab)は持続的な腫瘍縮小効果があることが示されている.いずれの薬剤もT細胞による抗腫瘍免疫反応を賦活化することで腫瘍縮小効果をもたらすと考えられている.
本論文では,ニボルマブとイピリムマブの併用療法につき第Ⅰ相臨床試験を実施しその安全性および有効性につき検討された.
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