連載 Clinical Exercise・80
Q考えられる疾患は何か?
江川 形平
1
1京都大学大学院医学研究科皮膚科
pp.289-290
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103951
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症例
患 者:47歳,女性
主 訴:顔面,四肢,軀幹の皮疹,筋力低下
家族歴:特記すべき事項なし.
既往歴:右乳癌切除術(33歳時)
現病歴:33歳の頃から顔面(図1a)および背部に紅斑が出現し,次第に増悪し範囲が拡大した.39歳時より上肢の筋力低下が出現した.
現 症:顔面を含めた全身に強い掻痒を伴う紅斑,色素沈着,皮膚萎縮を認める(図1b,c).また,階段の昇降や屈んだ姿勢からの起立が困難である.
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