印象記
「第22回世界皮膚科学会」に参加して
椛島 健治
1
1京都大学医学研究科皮膚科学教室
pp.730-733
発行日 2011年8月1日
Published Date 2011/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103033
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1. 世界皮膚科学会について
2011年5月24日から29日まで,韓国ソウルで,「第22回世界皮膚科学会(World Congress of Dermatology:WCD)」が開催されました.WCDは1889年にパリで開かれてから120年以上の歴史を持つ皮膚科学関連では世界最大の学会であります.ILDS(International League of Dermatological Societies)主催のもとに,今回は1982年の東京以来29年ぶりのアジアでの開催となりました.日本での東日本震災や原発からの放射能汚染による学会参加へのキャンセルが出たとうわさを聞きましたが,蓋を開けてみれば11,000人以上の参加者があり,大変な賑わいを見せました.
今学会は,ソウル市郊外のCOEXという大変素晴らしい学会場で開催され(図1),しかも,近くにショッピングモールがあるため,お食事処も豊富にあり,韓国冷麺,焼き肉,ビビンバなど毎日楽しく過ごすことができ,日本からの参加者にも好評でした.
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