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2003年8月10日~13日,米国シカゴ(イリノイ州)のハイアットリージェンシーホテルにおいてEdward C Benzel会長(脳神経外科医)のもと,第2回世界脊椎学会(World Spine Ⅱ)が開催された.World Spineは,第1回が2000年にMario Brock会長(脳神経外科医)のもとベルリンで初めて開催された新しい学会である.Richard G Fessler,Hansen A Yuan両氏がプログラム責任者で,愛知医科大学脳神経外科の中川教授らが日本からの協力者であり,どちらかというと脳神経外科医主導の学会である.Fessler氏(シカゴ)は翌月東京で開催された日本脊椎・脊髄神経手術手技学会(STSS学会,都立神経病院・高橋 宏会長)に招待され,MAST(minimum access spinal technologies)や内視鏡を使用した経口進入法など低侵襲手術の講演を行った.今回,50カ国以上の整形外科医,脳神経外科医,リハビリテーション医,理学療法士,看護師,研究者など1,300名を超す参加者があった.整形外科ではおなじみのNASS,CSRS,SRS学会以外に脳神経外科の学会,リハビリテーション,物理療法の学会など多くの学会がこの会の開催に関係していた.
8月10日は,10種類のPremeeting courseとオープニング・レセプションが行われた.8月11日~13日は,午前中はシンポジウムやBreakout sessions(講演中心),午後は一般演題(5会場,240題)が行われ,午前午後それぞれに30分のコーヒーブレイクがあり,ポスター(215題)を閲覧するようプログラムされていた.口演は4演題で1つのセッションをなし,最後に合同討議を行った.展示,ポスター,昼食会場となった地下3階はかなりの広さであった.
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