連載 Clinical Exercise・22
Q考えられる疾患は何か?
大草 康弘
1
1大草皮膚科
pp.449-450
発行日 2009年6月1日
Published Date 2009/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102354
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症例
患 者:62歳,女性
初 診:1998年7月27日
主 訴:顔面の多数の小水疱
既往歴・家族歴:特記すべき事項なし.
現病歴:10年前より夏になると前額,眼瞼,鼻背,頰部,上口唇に多数の小水疱が出現し,秋になると消退するようになった.今年も6月中旬より同様に小水疱が多数出現したため来院した.なお,これら小水疱は暑い日や発汗により増悪するという.
現 症:前額,眼瞼,鼻背,両頰部,上口唇に常色から淡青色,栗粒大から半米粒大までの小水疱が多発散在性に認められる.自覚症状はない.
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