Japanese
English
症例報告
後天性尾骨結節の1例
A case of acquired coccygeal nodule
平野 郁代
1
,
袖本 衣代
1
,
八田 尚人
1
Ikuyo HIRANO
1
,
Kinuyo SODEMOTO
1
,
Naohito HATTA
1
1富山県立中央病院皮膚科
1Division of Dermatology,Toyama Prefectural Central Hospital,Toyama,Japan
キーワード:
後天性尾骨結節
,
尾骨の前方偏位
Keyword:
後天性尾骨結節
,
尾骨の前方偏位
pp.222-224
発行日 2009年3月1日
Published Date 2009/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102229
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要約 13歳,男児.半年前より尾骨部の圧痛と腫脹を自覚し,強打した後より症状が増強した.仙骨から尾骨部にかけて18×40mm大の淡紅色隆起性病変があり,X線で尾骨の前方偏位を認めた.隆起した皮膚と尾骨の一部を切除し,以後再発はない.病理組織では真皮の膠原線維の増生がみられた.自転車通学歴はなく,いすに長時間浅く腰掛けていることなどによる慢性刺激が一因であったと考えた.
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