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特集 最近のトピックス2007 Clinical Dermatology 2007
4. 皮膚疾患治療のポイント
皮膚悪性腫瘍診療ガイドラインの使い方
How to use clinical practice guidelines for skin cancers
古賀 弘志
1
,
斎田 俊明
1
Hiroshi KOGA
1
,
Toshiaki SAIDA
1
1信州大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Shinshu University School of Medicine, Matsumoto, Japan
キーワード:
診療ガイドライン
,
clinical question
,
構造化抄録
,
診療アルゴリズム
Keyword:
診療ガイドライン
,
clinical question
,
構造化抄録
,
診療アルゴリズム
pp.93-98
発行日 2007年4月10日
Published Date 2007/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101626
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要約 メラノーマ,有棘細胞癌,基底細胞癌,乳房外Paget病に関する診療ガイドラインが2007年4月以降,日本皮膚科学会,日本癌治療学会などのホームページに公開される.患者もこの診療ガイドラインを利用する状況が想定されるので,皮膚科医は本ガイドラインの内容を正確に理解し,適切なアドバイスを与えることができるよう準備しておかなければならない.特にその作成過程を知ることは,本診療ガイドラインの理解を深めるとともに,今後作成される他領域のガイドラインの質を評価する際に役立つものと考える.単にガイドラインに沿った診療を目指すというのではなく,ガイドラインを患者と情報を共有するための道具としてとらえ,これを基盤としたうえで,各患者に最も適した診療方針を選択するという態度が必要となろう.
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