Japanese
English
症例報告
ラット咬傷によりアナフィラキシー反応を生じた1例
A case of anaphylaxis after bites by rat
島田 信一郎
1
,
影山 葉月
1
Shinichiro SHIMADA
1
,
Hazuki KAGEYAMA
1
1磐田市立総合病院皮膚科
1Department of Dermatology, Iwata City General Hospital, Iwata, Japan
キーワード:
アナフィラキシー
,
ラット咬傷
,
げっ歯動物
Keyword:
アナフィラキシー
,
ラット咬傷
,
げっ歯動物
pp.128-131
発行日 2007年2月1日
Published Date 2007/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101583
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要約 31歳,女性.動物実験中,ラットに左第1指を咬まれた.まもなく同部位周囲に紅斑・腫脹が出現し,急速に顔面・体幹・上肢に拡大し,同時に呼吸が困難になった.ラットの唾液・尿によるプリックテストが陽性で,これらに含まれる抗原が即時型アレルギーを誘引したと推察された.げっ歯動物によるアナフィラキシーはしばしば経験するが,動物研究のほか近年のペットブームを踏まえると今後参考になると考え,報告した.
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