投稿論文 症例報告
2回目の抗毒素血清の投与によりアナフィラキシーショックとなったマムシ咬傷の1症例
全田 吏栄
1
,
矢野 徹宏
,
武藤 憲哉
,
菅谷 一樹
,
海老原 研一
,
反町 光太朗
,
鈴木 剛
,
佐藤 ルブナ
,
小野寺 誠
,
伊関 憲
1福島県立医科大学 地域救急医療支援講座
キーワード:
アナフィラキシー
,
Antivenins
,
Atropine
,
Chlorpheniramine
,
Epinephrine
,
Famotidine
,
Phenylephrine
,
ヘビ咬傷
,
輸液療法
,
マムシ属
Keyword:
Atropine
,
Antivenins
,
Anaphylaxis
,
Epinephrine
,
Snake Bites
,
Famotidine
,
Phenylephrine
,
Chlorpheniramine
pp.546-550
発行日 2022年5月10日
Published Date 2022/5/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022183892
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1年前にマムシに咬まれ抗毒素血清の治療を受けた39歳の男性が、再びマムシに咬まれた。2回目となる抗毒素血清の投与により、ショック状態となった。アドレナリンの筋肉内投与および静脈内投与を繰り返し、約1時間後に血圧は正常化した。抗毒素血清はウマ血清より作られており、2回目の投与ではアナフィラキシーショックを念頭に置かねばならない。
Copyright© 2022 KOKUSEIDO CO., LTD. All Rights Reserved.