印象記
4th Georg Rajka International Symposium on Atopic Dermatitisに参加して
橋爪 秀夫
1
1浜松医科大学皮膚科
pp.646-648
発行日 2006年6月1日
Published Date 2006/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100960
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フランスのボルドーから約60kmに位置するアルカッションは,フランスの高級避暑地であり,海岸線を多くのカフェやレストラン,高級ホテルが並んでいる.2005年9月15~17日,季節はずれのこの地で,4th Georg Rajka International Symposium on Atopic Dermatitis (ISAD)が開催された.浜松医科大学からは私と瀧川教授,そして聖隷三方原病院皮膚科の白濱茂穂先生と藤枝市立病院皮膚科の坂本泰子先生の4名一行が到着したのは,14日の夜遅くであった.軽い夕食をとってから,ホテルの床に就いた.
第1日目.会場のコングレスセンターは,町の真ん中にある.小さな会場は,各国から集まった参加者で驚くほど賑わっていた.150名程度であろうか.Georg Rajka先生は,かなりのお歳とお見受けしたが,お元気そうであった.ADに関して著名な先生方の勢揃いする会であるにもかかわらず,こぢんまりとした和やかな学会である.しかし私は,この第1日目が晴れの発表の舞台で,しかも英語で発表することが久しくなってしまっていたので,早朝から緊張していた.第104回日本皮膚科学会総会に招聘講演をお願いしたThestrup-Pedersen先生が,How have you been?と気軽に声をかけて下さったことで,少しほっとする.
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