Japanese
English
症例報告
ブレオマイシン局所注射が奏効した,爪甲下に生じたケラトアカントーマの1例
Bleomycin injection showing excellent response to subungual keratoacanthoma
橋本 彰
1
,
奥山 隆平
1
,
相場 節也
1
,
田上 八朗
1
Akira HASHIMOTO
1
,
Ryuhei OKUYAMA
1
,
Setsuya AIBA
1
,
Hachiro TAGAMI
1
1東北大学大学院医学系研究科皮膚科学分野
1Department of Dermatology,Tohoku University Graduate School of Medicine
キーワード:
ケラトアカントーマ(KA)
,
爪甲下
,
ブレオマイシン
,
局所注射
Keyword:
ケラトアカントーマ(KA)
,
爪甲下
,
ブレオマイシン
,
局所注射
pp.466-468
発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100914
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66歳,男性.左第1指の爪甲下に腫瘤が出現した.病理組織学的に有棘細胞癌も否定できなかったが,ケラトアカントーマの可能性も考え,ブレオマイシンの局所注射を行った.腫瘤は徐々に縮小して消失し,爪甲下に生じたケラトアカントーマと確定診断することができた.爪甲下のケラトアカントーマに対して,診断と治療を兼ねてブレオマイシンの局所注射を行うことで必要以上の外科的治療を加えることなく治癒させることができた.
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