Japanese
English
症例報告
爪甲下ケラトアカントーマの1例
A case of subungual keratoacanthoma
菅野 美紀
1
,
籏持 淳
1
,
今倉 樹里子
1
,
角田 真理
1
,
遠藤 秀治
1
,
新海 浤
1
Miki KANNO
1
,
Atsushi HATAMOCHI
1
,
Kiriko IMAKURA
1
,
Mari KAKUTA
1
,
Hideharu ENDO
1
,
Hiroshi SHINKAI
1
1千葉大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Chiba University School of Medicine
キーワード:
爪甲下ケラトアカントーマ
,
骨融解像
Keyword:
爪甲下ケラトアカントーマ
,
骨融解像
pp.896-898
発行日 2001年10月1日
Published Date 2001/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903723
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
爪甲下ケラトアカントーマの1例を経験したので報告する.症例は59歳,男性.4か月前より左第3指爪甲遠位の剥離と爪床の隆起をきたした.抜爪後,爪床に径6mm大の丘疹を認め,組織所見でcup shaped像を呈する境界明瞭な腫瘍であった.腫瘍細胞は有棘細胞様細胞であり,細胞異型は認めない.指骨X線にて左第3指直下の末節骨に腫瘍による圧迫による骨融解像が認められた.腫瘍全摘を行い,術後13か月後の現在,再発を認めていない.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.