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特集 最近のトピックス 2006 Clinical Dermatology 2006
4. 皮膚疾患治療のポイント
マムシ咬傷に遭遇したら
How to diagnosis and treatment a case of mamusi viper bites that we experienced
井上 安見子
1
,
水上 晶子
1
,
加藤 正幸
1
,
土田 哲也
1
Amiko INOUE
1
,
Akiko MIZUKAMI
1
,
Masayuki KATO
1
,
Tetsuya TSUCHIDA
1
1埼玉医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Saitama Medical School
キーワード:
マムシ咬傷
,
マムシ抗毒素血清
,
セファランチン
Keyword:
マムシ咬傷
,
マムシ抗毒素血清
,
セファランチン
pp.143-146
発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100607
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要約 マムシ咬傷は全国で年間約3,000例発生し,1,000~1,500例に1例の割合で死亡例がみられる1).主な治療には,局所処置,マムシ抗毒素血清とセファランチンの投与があるが,マムシ抗毒素血清投与の有用性についてはさまざまな意見があり統一した治療方針がない.しかし,マムシ咬傷は重症化することがあり,マムシ抗毒素血清投与が毒素を中和する唯一の薬剤であること,その副作用である血清病が重症化することが稀であることから,可能な限り投与するべきであると考えられる.
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