Japanese
English
症例報告
箕面市立病院で経験したマムシ咬傷21例の検討
Study of 21 cases of Gloydius blomhoffii bite in Minoh City Hospital
島田 菜津子
1
,
﨑元 和子
1
,
松本 千穂
1
Natsuko SHIMADA
1
,
Kazuko SAKIMOTO
1
,
Chiho MATSUMOTO
1
1箕面市立病院皮膚科
1Division of Dermatology, Minoh City Hospital, Minoh, Japan
キーワード:
マムシ咬傷
,
乾燥まむしウマ抗毒素
,
ステロイド薬前投与
Keyword:
マムシ咬傷
,
乾燥まむしウマ抗毒素
,
ステロイド薬前投与
pp.912-916
発行日 2021年10月1日
Published Date 2021/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206497
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要約 マムシ咬傷は年間1,000〜3,000件発生し,10名程度死亡している.当院で2003〜2018年の16年間に経験したマムシ咬傷21例について,臨床症状や経過,治療などについて検討した.初診時の症状で重症度を判断せずに経過を追って臨床症状の変化をみることが必要である.21例中19例で乾燥まむしウマ抗毒素を使用した.抗毒素の投与が遅れると重症化するリスクがあり,投与が推奨される.ステロイド投与をはじめ,セファランチンや抗菌薬の使用については定められたものはなく,今後の検討が必要であると考える.
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