Japanese
English
特集 最近のトピックス 2006 Clinical Dermatology 2006
4. 皮膚疾患治療のポイント
イベルメクチンによる疥癬の治療ガイドライン
Therapeutic guideline of scabies
石井 則久
1
,
朝比奈 昭彦
2
Norihisa ISHII
1
,
Akihiko ASAHINA
2
1国立感染症研究所ハンセン病研究センター生体防御部
2国立病院機構相模原病院皮膚科
1Department of Bioregulation,Leprosy Research Center,National Institute of Infectious Diseases
2Department of Dermatology,National Sagamihara Hospital
キーワード:
イベルメクチン
,
疥癬
,
ガイドライン
,
特定療養費
,
ヒゼンダニ
Keyword:
イベルメクチン
,
疥癬
,
ガイドライン
,
特定療養費
,
ヒゼンダニ
pp.108-112
発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100601
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要約 イベルメクチン内服薬が疥癬に対して一般医療で使用可能になった.それに合わせて「疥癬診療ガイドライン」が作成された.皮膚科医にとっては疥癬の正確な診断が重要で,ヒゼンダニの検出方法を熟知する必要がある.また,臨床症状や疫学的流行状況なども的確に把握する.治療には外用薬が用いられてきたが,イベルメクチン内服薬は使用が簡便で,医療費や人件費の削減につながる.しかし,安易な使用は疥癬の適切な診断がないがしろになる.皮膚科医は疥癬の正確な診断と適切な治療を知ることが必要である.
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.