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Rinsho Hifuka Volume 57, Issue 5 （April 2003）

臨床皮膚科 57巻5号（2003年4月発行）

Japanese English

特集最近のトピックス2003　Clinical Dermatology 2003

4.皮膚疾患治療のポイント

疥癬に対するイベルメクチンの効果 Effect of ivermectin on scabies 石井則久 ¹ , 小茂田昌代 ² Norihisa ISHII ¹ , Masayo KOMODA ² ¹国立感染症研究所ハンセン病研究センター生体防御部 ²柏光陽病院薬局 ¹Depertment of Bioregulation,Leprosy Research Center,National Institute of Infectious Diseases ²Depertment of Pharmacy,Kashiwakoyo Hospital キーワード：イベルメクチン , 疥癬 , 角化型疥癬 , 内服治療 , ヒゼンダニ Keyword: イベルメクチン , 疥癬 , 角化型疥癬 , 内服治療 , ヒゼンダニ pp.135-138

発行日 2003年4月1日 Published Date 2003/4/1

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101246

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Abstract 文献概要
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　疥癬の流行は皮膚科診療の枠を超え社会問題化してきている．現在，疥癬に保険適用のある薬剤はイオウ剤のみである．γ-BHCは皮膚科医の判断で外用しているのが現状である．最近，腸管糞線虫症に対して適応になったイベルメクチン(ストロメクトール^(R))は疥癬にも有効であることが知られている．現在，疥癬に対する保険適用に向けた動きが盛んである．近い将来認可されると思われるが，高齢者に使用する機会も多いので，安全性を十分に確認して，適切な使用に向け，皮膚科医および他科の医師への教育が必要である．