Japanese
English
症例報告
ステロイド外用で修飾された異型白癬の1例
A case of steroid modified tinea
宇宿 一成
1
Kazunari USUKI
1
1宇宿ひふ科クリニック
1Usuki Dermatology Clinic
キーワード:
異型白癬
,
ステロイド外用
,
イトラコナゾール
,
Microsporum canis
Keyword:
異型白癬
,
ステロイド外用
,
イトラコナゾール
,
Microsporum canis
pp.192-194
発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100527
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要約 6歳,男児.ペットは飼育していない.右眉毛部に紅斑,丘疹を生じ,近医で吉草酸ベタメサゾン軟膏を処方された.その後,右上眼瞼にも紅斑を生じ,皮疹は瞼裂を越えて下眼瞼にも拡大した.KOH直接鏡検では白癬菌菌糸が確認された.鱗屑をSabouraudブドウ糖培地に接種したところ,集落中心部に不規則な皺襞をもち,表面絨毛状で黄白色,辺縁黄色調の集落が培養され,スライドカルチャーでMicrosporum canisと同定した.イトラコナゾール30mg/日の内服,テルビナフィンクリームの外用を2週間行い,軽快した.
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