Japanese
English
症例報告
フェニトインによる歯肉増殖症の1例
A case of gingival hyperplasia induced by diphenyl hydantoinate
坪井 廣美
1
,
矢口 厚
1
,
米元 康蔵
1
,
勝岡 憲生
1
Hiromi TSUBOI
1
,
Atsushi YAGUCHI
1
,
Kohzoh YONEMOTO
1
,
Kensei KATSUOKA
1
1北里大学医学部皮膚科学教室
1Departments of Dermatology,Kitasato University School of Medicine
キーワード:
歯肉増殖症
,
フェニトイン歯肉増殖症
Keyword:
歯肉増殖症
,
フェニトイン歯肉増殖症
pp.86-88
発行日 2006年1月1日
Published Date 2006/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100499
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要約 36歳,女性.ウイルス性髄膜炎に罹患.その後,痙攣発作が出現した.髄膜炎罹患4年後からはフェニトインを投与された.フェニトイン投与開始より4年後に,他剤への変更が可能かどうかという依頼のため当科に紹介された.患者の主訴ではなかったが,初診時臨床所見で歯肉腫脹が認められた.フェニトインは歯肉増殖症を起こす薬剤として有名であったため,同剤を中止したところ,5か月で軽快傾向を示した.フェニトインによる歯肉増殖症は有名であるが,皮膚科領域での報告は少なく今回報告した.
坪井廣美,他:臨皮60:86-88,2006
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