Japanese
English
症例報告
入院を契機に改善した減汗性コリン性蕁麻疹
Cholinergic urticaria associated with hypohidrosis improved after admission
土屋 朋子
1
,
青山 久美
1
,
長谷川 道子
1
,
田村 敦志
1
,
石川 治
1
Tomoko TSUCHIYA
1
,
Kumi AOYAMA
1
,
Michiko HASEGAWA
1
,
Atsushi TAMURA
1
,
Osamu ISHIKAWA
1
1群馬大学大学院医学系研究科皮膚病態学
1Department of Dermatology,Gunma University Graduate School of Medicine
キーワード:
コリン性蕁麻疹
,
発汗低下
Keyword:
コリン性蕁麻疹
,
発汗低下
pp.129-131
発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100406
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
33歳,男性.運動や入浴時に全身に痛みを伴う半米粒大までの膨疹が出現した.運動誘発試験で,チクチクとした痛みとともに,前胸部,上腕に膨疹が出現した.発汗テストでは,皮疹出現部には発汗がなかった.病理組織学的に汗腺に異常はなかった.入院精査中に,蕁麻疹の出現頻度は減少し,運動や温熱負荷によっても,皮疹が出現しなくなった.環境変化により寛解が得られたと推測した.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.