症例
オマリズマブで著効したコリン性蕁麻疹の1例
清益 功浩
1
,
山田 早紀
1
,
寺面 浩武
1
,
金 宗洙
1
,
熊谷 雄介
1
,
平口 雪子
1
,
大和 謙二
2
1大阪府済生会中津病院小児科・免疫アレルギーセンター
2大阪乳児院
キーワード:
コリン性蕁麻疹
,
オマリズマブ
Keyword:
コリン性蕁麻疹
,
オマリズマブ
pp.919-922
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002257
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
蕁麻疹は膨疹,すなわち紅斑を伴う一過性,限局性の浮腫が病的に出没する疾患であり,多くはかゆみを伴う.急性型と慢性型があり,慢性型においては継続的な治療を要することがある1).慢性蕁麻疹では発汗との関連がある病型としてコリン性蕁麻疹があり,運動や入浴時に蕁麻疹がみられる1).小児のコリン性蕁麻疹は小児の慢性蕁麻疹のなかで19%と発症率が高い2).
Copyright © 2022, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.