Japanese
English
症例報告
坐骨部褥瘡より生じたガス壊疽
Gas gangrene associated with decubitus on the sacral region
本橋 尚子
1
,
林 健
1
,
小原 宏之
2
,
岩村 経子
3
Naoko MOTOHASHI
1
,
Ken HAYASHI
1
,
Hiroyuki OHARA
2
,
Kyoko IWAMURA
3
1東京労災病院皮膚科
2東京労災病院形成外科
3川崎幸クリニック皮膚科
1Department of Dermatology,Tokyo Rosai Hospital
2Department of Plastic Surgery,Tokyo Rosai Hospital
3Division of Dermatology,Kawasaki Saiwai Clinic
キーワード:
ガス壊疽
,
褥瘡
,
糖尿病
Keyword:
ガス壊疽
,
褥瘡
,
糖尿病
pp.30-32
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100380
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67歳,男性.コントロール不良の糖尿病あり,1年前に糖尿病性壊疽にて右下腿を切断.2か月前退院してすぐに右坐骨部に褥瘡が出現,保存的に加療されていた.初診の4日前より右臀部,大腿後面に激しい疼痛を伴う紅斑,腫脹が出現,急激に拡大した.同部の触診にて握雪感があり,単純X線上ガス像を認めたためガス壊疽と診断した.緊急デブリードマン,右股離断により救命しえた.細菌培養検査ではE. coli, Enterobact. aerogenesを検出した.
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