Japanese
English
症例報告
C型慢性肝炎のIFN療法中に出現した紅斑
Erythematous eruption associated with IFN in a patient with hepatitis C
山崎 究
1
,
勝田 倫江
1
,
狩野 葉子
1
,
塩原 哲夫
1
Kiwamu YAMAZAKI
1
,
Michie KATSUTA
1
,
Yoko KANO
1
,
Tetsuo SHIOHARA
1
1杏林大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Kyorin University School of Medicine
キーワード:
インターフェロン療法
,
C型肝炎
,
紅斑
Keyword:
インターフェロン療法
,
C型肝炎
,
紅斑
pp.1059-1062
発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100295
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要約
57歳,女性.輸血後C型肝炎に対してインターフェロン(IFN)-βとIFN-α2bを投与する併用療法を開始した.治療開始約1か月後に両足背~足関節に限局して紅斑が出現した.紅斑はIFN投与に一致して新生し,色調の増強がみられ,IFN投与中止後には速やかに消退したことから,IFN療法に関連した紅斑と診断した.C型肝炎患者のIFN療法投与時に認められる皮膚病変の報告例について検討し,その臨床像について考察を加えた.
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