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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2002
5.皮膚科医のための臨床トピックス
サルモネラ胃腸炎と結節性紅斑
Salmonella gastroenteritis and erythema nodosum
勝田 倫江
1
,
狩野 葉子
1
Michie KATSUTA
1
,
Yoko KANO
1
1杏林大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Kyorin University School of Medicine
キーワード:
サルモネラ胃腸炎
,
結節性紅斑
,
関節痛
Keyword:
サルモネラ胃腸炎
,
結節性紅斑
,
関節痛
pp.148-150
発行日 2002年4月10日
Published Date 2002/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903953
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結節性紅斑の原因は多彩であるが,サルモネラ胃腸炎も原因となることがある.この結節性紅斑の臨床像は他の原因の結節性紅斑と違いはないが,関節痛が約半数に出現し,幼児や高齢者に多く認められる傾向がある.病理組織学的所見では皮下脂肪織に多くの巨細胞が認められ,サルモネラが細胞内寄生菌であるという特性との関連が考えられる.
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