今月の主題 HCV
技術解説
HCV RNAの定量法(competitive RT-PCR法)
萩原 秀紀
1
,
林 紀夫
1
,
房本 英之
1
,
鎌田 武信
1
Hideki HAGIWARA
1
,
Norio HAYASHI
1
,
Hideyuki FUSAMOTO
1
,
Takenobu KAMATA
1
1大阪大学医科部第一内科
キーワード:
C型肝炎
,
HCV RNA
,
competitive RT-PCR法
,
インターフェロン療法
Keyword:
C型肝炎
,
HCV RNA
,
competitive RT-PCR法
,
インターフェロン療法
pp.1079-1084
発行日 1993年10月15日
Published Date 1993/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901696
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C型肝炎ウイルス遺伝子(HCVRNA)の定量に際しての問題点を取り上げ,現在最も正確な定量法と考えられるインターナルスタンダードとして合成変異RNAを用いたcompetitive RT―PCR法について概説した.HCV RNA量は進行した肝疾患群で多い傾向にあり,またインターフェロン療法の有効性と強い相関関係を認めた.今後,HCV RNAの定量法はC型肝炎の病態解明に役だつと思われる.〔臨床検査37(10):1079-1084, 1993〕
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