Japanese
English
臨床経験
著明な石灰化を生じた軟部平滑筋腫の1例
Soft Tissue Leiomyoma with Marked Calcification : A Case Report
生越 章
1
,
今泉 聡
1
,
塩谷 善雄
1
,
畠野 宏史
1
,
山村 倉一郎
1
,
堀田 哲夫
1
Akira Ogose
1
1新潟大学医学部整形外科
1Department of Orthopedic Surgery, Niigata University School of Medicine
キーワード:
leiomyoma
,
平滑筋腫
,
calcification
,
石灰化
,
foot
,
足部
Keyword:
leiomyoma
,
平滑筋腫
,
calcification
,
石灰化
,
foot
,
足部
pp.91-93
発行日 1998年1月25日
Published Date 1998/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408902356
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抄録:軟部腫瘍は時に石灰化を生じる.足背に発生し著明な石灰が認められた平滑筋腫を報告する.症例は72歳女性で,10年の経過をもつ5cm大の足背腫瘤のために来院した.単純X線およびCTにて腫瘤全体に多房状の石灰化が認められた.辺縁切除された腫瘍は内部にミルク様の白色液の貯留と,石灰化がみられ,組織学的には好酸性の胞体を持つ紡錘形細胞が粗に増殖していた.軟部平滑筋腫は稀な腫瘍であるが石灰化を生じやすく,石灰化の認められる軟部腫瘍をみたとき鑑別診断の一つに入れられるべきである.
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