Japanese
English
症例報告
若年に発症し,急性に経過したBehcet病の1例
A case of acute juvenile Behcet's disease
内山 麻理子
1
,
伊藤 治夫
1
,
石崎 純子
1
,
繁益 弘志
1
,
原田 敬之
1
Mariko UCHIYAMA
1
,
Haruo ITOU
1
,
Sumiko ISHIZAKI
1
,
Hiroshi HANYAKU
1
,
Takashi HARADA
1
1東京女子医科大学附属第二病院皮膚科
1Department of Dermatology,Tokyo Women's Medical University Daini Hospital
キーワード:
Behcet病
,
若年発症
,
急性発症
Keyword:
Behcet病
,
若年発症
,
急性発症
pp.145-147
発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100038
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要約
14歳,女児.高熱,口腔内アフタ,外陰部痛を主訴に来院した.当初は外陰部ヘルペスと診断し,アシクロビルと抗生剤の投与を開始したが効果なく,数日後より四肢,顔面に結節性紅斑様皮疹が出現し,小児の不全型Behcet病と診断した.プレドニゾロン30mg/日の投与を開始し,翌日には解熱,皮疹の改善,CRPの低下をみた.以後1年ほど経過したが再発の徴候はみられない.小児のBehcet病は成人に比べ稀であり,しかも3主症状が同時期に出現し,急性に経過した症例はさらに稀と考えられた.
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