Japanese
English
症例報告
成人に生じた腹壁遠心性脂肪萎縮症の1例
A case of adult onset lipodystrophia centrifugalis abdominalis
花島 麻紀
1
,
我妻 恭子
1
,
繁益 弘志
1
,
原田 敬之
1
,
茂野 淑
2
Maki HANASHIMA
1
,
Kyoko AZUMA
1
,
Hiroshi HANYAKU
1
,
Takashi HARADA
1
,
Syuku SHIGENO
2
1東京女子医科大学附属第二病院皮膚科
2しげの皮膚科
1Department of Dermatology,Tokyo Women’s Medical University Daini Hospital
2Shigeno Dermatology
キーワード:
小児腹壁遠心性脂肪萎縮症
,
成人
,
レプチン
Keyword:
小児腹壁遠心性脂肪萎縮症
,
成人
,
レプチン
pp.42-44
発行日 2005年1月1日
Published Date 2005/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100010
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要約 33歳,女性.2000年,右鼠径リンパ節腫脹を自覚した.その後,右下腹部の陥凹を自覚し,徐々にその範囲が拡大した.CT上腹壁の萎縮を指摘されたが,無治療のまま経過観察していた.現症は右下腹部から右側腹部,右鼠径部にかけて,境界比較的明瞭な皮膚の陥凹局面を認めた.CTにて,限局性に皮下脂肪萎縮所見を認めた.病理組織学的所見では皮下脂肪組織の一部に融解,変性像がみられ,腹壁遠心性脂肪萎縮症の成人発症例と診断した.レプチンにつき,血液学的ならびに組織学的に検討した.
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