トピックス 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域のレーザー治療—その適応と成績
4.気管疾患のレーザー治療の適応と成績
北原 哲
1
,
田部 哲也
1
1防衛医科大学校耳鼻咽喉科学講座
pp.741-745
発行日 2000年10月20日
Published Date 2000/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411902251
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はじめに
本邦において耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域疾患の治療にレーザーが臨床応用されて20余年が経過する。この間,鼻・副鼻腔,口腔,咽頭,喉頭疾患のレーザー治療は広く普及してきた1)。一方,気管疾患のレーザー治療は,適応となる症例に遭遇すること自体が少ないこと,気管レーザー治療用機器の開発が十分とは言えないこと,レーザー治療の有効性が未だ確立されていないことから,耳鼻咽喉科医にとって一般的とは言えない。
レーザー治療が適応となる気管疾患には,声門下・気管狭窄と気管乳頭腫がある。
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