トピックス 耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域のレーザー治療—その適応と成績
2.口腔・咽頭疾患のレーザー治療の適応と成績
中山 明仁
1
1北里大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.723-728
発行日 2000年10月20日
Published Date 2000/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411902249
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はじめに
Light amplification by stimulated emission of radiationの頭文字から命名されたレーザー(LASER)は,その語源が示すように細い光束に高エネルギーを集約させる技術を医療に応用したものである。現在までに,切開と凝固を同時に行える共通した特性をもつ,波長の違う様々なレーザー線源が開発され実用化されている1)。1980年代と最も早くに使われ始めたCO2レーザーは,その安定した特性から現在でも広く使われている2)。
本稿では,当科で行った最近のCO2レーザー治療症例をふりかえり,口腔・咽頭領域におけるレーザー手術の有用性と注意点について検討した。
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