目でみる耳鼻咽喉科
自己拡張型形状記憶合金ステントを用いた食道狭窄の治療
堂坂 善弘
1
,
田中 克彦
1
,
黒田 徹
1
,
愛宕 義浩
1
1国立札幌病院・北海道地方がんセンター耳鼻咽喉科
pp.88-89
発行日 1999年2月20日
Published Date 1999/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411901924
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最近,食道悪性腫瘍の非根治例のQOL向上の目的で,狭窄食道腔を拡張する自己拡張型形状記憶合金ステントが開発され,その有効性が報告されている。今回われわれは,術後に生じた非腫瘍性食道狭窄に対してこのステントを応用した。
対象は当科で喉頭癌,下咽頭癌手術を施行し,有茎皮弁や筋皮弁での再建後,食道狭窄を生じた以下の4症例である。症例1:68歳男性;喉頭癌,症例2:64歳男性;下咽頭癌,症例3:51歳男性;下咽頭癌,症例4:59歳男性;喉頭癌,舌癌。
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