鏡下咡語
研修医制度
折田 洋造
1
1川崎医療福祉大学
pp.50-51
発行日 1999年1月20日
Published Date 1999/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411901918
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医学部卒業試験・医師国家試験に合格して医師免許を取得すれば,臨床医ないし専門医を目指す場合は,研修医指定病院で臨床研修に励むことになるが,耳鼻咽喉科専門医を目指しての研修医制度に関して述べてみたい。
その具体的例として,昨年3月末まで勤務していた川崎医科大学附属病院に関して述べると,本院は昭和48年12月17日の開院日からレジデント制度が施行されており,最初の2年間がジュニアレジデント(以下,JRと略)の1・2年であり,次の3年間がシニアレジデント(以下,SRと略)の1〜3年であったが,平成元年度からSR 4年が加わって現在に至っている。このレジデント制度には採用人数に一定の枠がありJRは各学年2名以内,SRは各学年1名との規定があったが,数年前からJRに限って枠が外されている。このJRの枠が外された時は,何となくJRの倍増が予想されたが,SRは各学年1名との枠が存続していることが関係してか,JRの採用人数は予想されたほどには増加していない。
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