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あとがき
鴻 信義
pp.1056
発行日 2021年11月20日
Published Date 2021/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202860
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惜秋の候,皆様いかがお過ごしでしょうか。
新型コロナウイルス感染症第3波のピークとともに始まった2020年もあと2か月あまり。一体いつになったら収束に向かうのかという不安が付きまとう日々が続いていますが,年頭から8か月が過ぎ,このあとがきを書いている本日,東京2020オリンピック・パラリンピックが終了しました。開催が1年延期されたものの新規陽性患者数も重症患者数も増加傾向が収まらず,医療が逼迫しているなか,オリ・パラ開催にあたってはさまざまな議論がありましたが,パラの閉会式をテレビで観ながら兎にも角にも無事に完了したことに安堵しています。閉会式のフィナーレのほうで,転落事故で頸損を負った奥野敦士さんが力強く歌うサッチモの「What a wonderful world」には鳥肌が立ちました。人間は強いし強くなれる! 猛暑,行動制限,無観客という特殊な条件にもかかわらず全力で戦い,これまでの努力の成果を出し切ったアスリートの方々をリスペクトします。元気や感動をもらいました。ボランティアスタッフの方々もお疲れ様でした。皆さん本当にARIGATOU! です。日本と東京の良さもメディアを通して世界中の人に伝わっているといいな。
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