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特集 耳鼻咽喉科領域の外傷を診る!—初期対応から根治療法まで
喉頭・気管外傷
Laryngotracheal trauma
二藤 隆春
1
,
佐藤 拓
2
Takaharu Nito
1
,
Taku Sato
2
1埼玉医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科
2東京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科
pp.527-531
発行日 2020年6月20日
Published Date 2020/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202439
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Point
●急性期ではまずバイタルサインを評価し,呼吸障害があれば気管切開術や気管挿管による気道確保を最優先に行う。
●受傷後24〜48時間は血腫や浮腫の増悪により呼吸困難が出現する可能性があるため,必要に応じて入院管理とし,厳重な経過観察を行う。
●新鮮例で変位を伴う軟骨の骨折や関節脱臼,広範囲の粘膜損傷などが認められれば,早期の観血的整復を検討する。
●陳旧例では周囲組織の瘢痕形成により整復が困難である場合も多いため,症状の程度と治療の侵襲性,患者の希望などを考慮して方針を決定する。
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