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特集 耳鼻咽喉科領域の外傷を診る!—初期対応から根治療法まで
頸部外傷
Neck trauma
畠山 博充
1
Hiromitsu Hatakeyama
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター耳鼻咽喉科
pp.532-535
発行日 2020年6月20日
Published Date 2020/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202440
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Point
●頻度は少ないが,生命に関わる重要な組織が密集しており重篤化しやすい。特にZone Ⅰ,Ⅲはアクセスが難しい位置で,致死率も高い。
●初期対応中はバイタルサインの変化を見逃さず,全身の観察も行う。
●全身の血管造影によるマルチスライスCT撮像を行う。
●食道,咽頭瘻孔は見逃されやすく,遅発性に症状を重篤化させる。
●緊急手術例も保存的治療例も数日間は慎重な観察を行う。
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