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特集 役に立つ! アレルギー診療の最新情報
口腔アレルギー症候群の現状と診療の実際
Oral allergy syndrome(pollen-food allergy syndrome)
猪又 直子
1
Naoko Inomata
1
1横浜市立大学大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学
pp.54-61
発行日 2019年1月20日
Published Date 2019/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201916
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POINT
●口腔アレルギー症候群(OAS)の多くは,花粉との交差反応で生じる花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)である。
●代表的なPFASは,カバノキ科花粉感作による,リンゴやモモなどのバラ科果物アレルギー例である。
●PFASの原因アレルゲンは熱不耐性のため,新鮮な食品で誘発されやすく,加熱調理品は摂取できることが多い。
●カバノキ科花粉感作による豆乳アレルギーや,ヨモギ花粉感作によるスパイスアレルギーはアナフィラキシーに進展しやすい。
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