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特集 役に立つ! アレルギー診療の最新情報
喘息に対する分子標的薬治療の位置づけと今後の展望
Biologics for treatment of severe asthma: current status and future perspective
長瀬 洋之
1
Hiroyuki Nagase
1
1帝京大学医学部内科学講座呼吸器・アレルギー学
pp.47-53
発行日 2019年1月20日
Published Date 2019/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201915
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POINT
●重症喘息に対する分子標的薬の選択肢が増えており,抗IgE抗体,抗IL-5抗体と抗IL-5受容体α抗体が承認されている。
●IL-4とIL-13の双方を阻害する抗IL-4受容体α抗体の臨床応用は近く,抗TSLP抗体についても第Ⅲ相試験が進行中である。
●分子標的薬の選択に有用なバイオマーカーは未確立であるが,抗IL-5療法は,血中好酸球数が多いほど効果が高い。
●課題は,好中球性喘息に対する分子標的薬が未確立であることと,長期予後や喘息の自然史を修飾できるかに関する知見が十分でないことにある。
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