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特集 役に立つ! アレルギー診療の最新情報
アトピー性皮膚炎に対する外用療法の最前線
The front line of topical treatments for atopic dermatitis
木庭 幸子
1
,
奥山 隆平
1
Yukiko Kiniwa
1
,
Ryuhei Okuyama
1
1信州大学皮膚科
pp.40-46
発行日 2019年1月20日
Published Date 2019/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201914
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POINT
●アトピー性皮膚炎の病態は,Th2免疫応答の活性化と角層バリア機能異常が相互に作用しながら複雑に形成される。
●皮疹の重症度に合わせた外用薬の選択は,すべての湿疹・皮膚炎に対する外用療法の基本である。
●外用療法では,十分な外用量の指標として「finger tip unit」が有用である。
●寛解状態から再燃させないために有用な外用療法として,プロアクティブ療法が推奨される。
●スキンケアは,バリア機能が低下しているアトピー性皮膚炎患者には非常に重要で,とりわけ寛解後の維持療法として必須である。また,近年はアトピー疾患全般の発症予防においても注目されている。
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