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特集 今さら聞けないかぜ診療のABC
《かぜと耳鼻咽喉科診療》
かぜの後の嗅覚・味覚障害
Olfactory and taste disorders after acute upper respiratory infection
柴田 美雅
1
,
鈴木 秀明
1
Minori Shibata
1
,
Hideaki Suzuki
1
1産業医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学講座
pp.910-913
発行日 2018年10月20日
Published Date 2018/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201838
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Point
●感冒後嗅覚障害は嗅神経性嗅覚障害で,40歳代以上の女性に多く,自然回復する場合もある。
●感冒後嗅覚障害の治療として従来はステロイド点鼻,ビタミン剤,亜鉛製剤の内服が行われてきたが,今後,当帰芍薬散の内服や嗅覚刺激療法(olfactory training)が広まる可能性がある。
●感冒後の味覚障害では,嗅覚が障害された影響を受けて味覚が障害される風味障害の場合がある。
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