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特集 どこが変わった頭頸部がんTNM分類
《各論》
鼻副鼻腔がん
Nasal and paranasal cavity cancer
坂下 智博
1
,
本間 明宏
2
Tomohiro Sakashita
1
,
Akihiro Honma
2
1市立釧路総合病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科
2北海道大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室
pp.1068-1073
発行日 2017年12月20日
Published Date 2017/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201443
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POINT
●N分類:リンパ節転移の被膜外進展(extranodal extension:ENE)による分類が加わり,臨床的N3を,N3a,N3bに,病理学的N2をN2a,N2b,N2cに,病理学的N3をN3a,N3bに分類することとなった。
●粘膜原発悪性黒色腫は,大きな変更点はないが,鼻副鼻腔がんとは異なる分類を用いる点に注意する。
●頭頸部原発の軟部肉腫の項目が新設された。組織学的グレード分類は,分化度,核分裂度,壊死の程度をスコア化して総合的に判断される。病期分類については現時点では設けられていない。
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