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特集 レーザー治療の最前線—コツとピットフォール
《口腔・咽頭領域》
いびきに対するレーザー治療—推奨されない手術
Laser treatment for snoring—deprecated surgery
鈴木 雅明
1
,
千葉 伸太郎
2,3
Masaaki Suzuki
1
,
Shintaro Chiba
2,3
1帝京大学ちば総合医療センター耳鼻咽喉科
2太田総合病院記念研究所太田睡眠科学センター
3東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室
pp.816-820
発行日 2017年9月20日
Published Date 2017/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201395
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POINT
●LAUP手術は手術適応が問題となる。
●扁桃肥大なし,AHI<5/h,若年齢(<30歳),非肥満者(BMI<25kg/m2)の成人いびき症患者がLAUP手術の対象となる。
●狭窄部位より下方を切除する術式であり,閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)治療には繋がらない。
●術後疼痛,および口蓋垂と軟口蓋の拘縮・瘢痕化という副作用が生じうる。
●デイサージャリーを行うにあたり,①術前に睡眠検査(PSG)を行うこと,②術日の術後ケアができる診療体制とすること,③術後フォローを行うこと,の3つが必須である。
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