Japanese
English
Bedside Teaching
いびき
Snoring
戸川 清
1
,
山川 浩治
1
Kiyoshi Togawa
1
,
Khoji Yamakawa
1
1秋田大学医学部耳鼻咽喉科学教室
1Department of Otorhinolaryngology, Akita University School of Medicine
pp.347-353
発行日 1990年4月15日
Published Date 1990/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900127
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いびきとは睡眠時に狭まった上気道を呼吸気が大きな速度で通過する際に,その部の粘膜や分泌物が振動して生じる雑音である1,2)。それゆえ,いびきは睡眠時に上気道に狭窄が生じている徴といえる。もっとも普段は睡眠時にいびきをかかない健常者が肉体疲労時や過飲酒時などにいびきを発することから,いびきは必ずしも病的ではないとの主張もあり,医師の間でもその認識に差がみられる。しかしいびきを常時発している時は程度の差はあれ,上気道が狭まっていることは確かであるから,検索の対象と考えるべきである。
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