Japanese
English
特集 頸部郭清術のNew Concept
《手術手技》
咽頭後リンパ節郭清
Retropharyngeal lymph node dissection
四宮 弘隆
1
,
丹生 健一
1
Hirotaka Shinomiya
1
,
Ken-ichi Nibu
1
1神戸大学医学部附属病院耳鼻咽喉・頭頸部外科
pp.852-856
発行日 2016年10月20日
Published Date 2016/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201093
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POINT
●外側咽頭後リンパ節は前方を上咽頭収縮筋筋膜,後方を椎前筋膜,側方を頸動脈鞘および交感神経に囲まれた領域に存在する。
●下咽頭がんの予防的郭清の必要性は定まっていないが,推奨される。
●手術においては筋膜に沿った視野の確保が重要である。
●喉頭を温存する際の郭清は視野の確保に難渋することが多く,適宜横断する動脈の処理などを要する。
●術後の嚥下リハビリテーションが重要である。
●近年は経口的な咽頭後リンパ節の摘出の報告が増加している。
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