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特集 必見! エキスパートの頸部郭清術〔特別付録Web動画〕
喉頭・下咽頭がんに対する外側咽頭後リンパ節郭清術
Retropharyngeal lymph node dissection in laryngeal and hypopharyngeal cancer
手島 直則
1
Masanori Teshima
1
1神戸大学大学院医学研究科外科系講座耳鼻咽喉科頭頸部外科学分野
キーワード:
ルビエールリンパ節
,
咽頭後間隙
,
予防的郭清
,
手術手順
,
術後合併症
Keyword:
ルビエールリンパ節
,
咽頭後間隙
,
予防的郭清
,
手術手順
,
術後合併症
pp.920-923
発行日 2023年10月20日
Published Date 2023/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203498
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POINT
●外側咽頭後リンパ節(RPLN)はルビエールリンパ節とも呼ばれ,前方で咽頭収縮筋,後方で椎骨前筋膜を境とする咽頭後間隙に存在し,特に上咽頭がん,中咽頭側壁・後壁がん,下咽頭後壁がんで転移が好発するといわれている。
●下咽頭喉頭全摘術と同時にRPLN郭清を施行する場合,術野を広く展開することが可能であり,重要臓器を温存しながら比較的容易かつ迅速に郭清組織を摘出できる。
●局所進行下咽頭・喉頭がん症例の根治手術に際しては,原発巣の亜部位や多発リンパ節転移の有無にかかわらず,同側RPLN郭清は考慮されるべきであると考える。
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