Japanese
English
特集 もう困らない! 異物摘出マニュアル
口腔・咽頭異物
Oral and pharyngeal foreign bodies
能田 淳平
1,2
,
佐伯 忠彦
2
,
羽藤 直人
1
Jumpei Nota
1,2
,
Tadahiko Saiki
2
,
Naohito Hato
1
1愛媛大学医学部頭頸部・感覚器外科
2製鉄記念広畑病院耳鼻咽喉科
pp.561-567
発行日 2016年7月20日
Published Date 2016/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411201030
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POINT
●口腔・咽頭異物は魚骨が多い。
●患者が訴える咽頭異物の介在部位の左右はほぼ正確であるが,上下は必ずしも一致しない。
●咽頭異物の介在部位は,口蓋扁桃,舌根部の順に多いことを念頭に置き,適切な器具を用いてていねいな観察を行う。
●鉗子チャンネル付き内視鏡は口蓋扁桃下部,舌根部,下咽頭の異物摘出に有用である。
●視診で異物を認めなくても,限局した持続する痛みを訴える場合はCTによる画像診断を施行する。
●口腔・咽頭腔外に異物が迷入した場合は,移動したり膿瘍を形成する場合があるため,早急に摘出を行う。
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