外科医に必要な耳鼻咽喉科common diseaseの知識・8
咽頭・食道異物
金子 達
1
Tohru KANEKO
1
1金子耳鼻咽喉科医院
pp.106-108
発行日 1999年1月20日
Published Date 1999/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903507
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はじめに
咽頭異物は耳鼻咽喉科の日常診療でしばしばみられる疾患である.外科臨床医でも時にはのどに異物(特に魚骨)の疑いを本人が持った経験があることと思う.また,耳鼻科医がいない地域や救急で他科の医師が診ることもあるのではないかと思われる.食道異物は頻度的には咽頭異物より少ないが,同様に外科でも摘出することが多いと思われる.最近の傾向としてPTP異物などが増加し,ファイバースコープで除去する機会の増加が考えられる.またこの領域については外科の中でも取り上げられていると思うため,あまり多くは触れないこととした.
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