増刊号 耳鼻咽喉科処方マニュアル
11.がん治療副作用・疼痛緩和
神経障害
後藤 秀彰
1
,
清田 尚臣
2
1神戸大学大学院医学研究科内科学講座腫瘍・血液内科学分野
2神戸大学医学部附属病院腫瘍・血液内科
pp.340-342
発行日 2016年4月30日
Published Date 2016/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200984
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処方のPoint
・現時点で末梢神経障害(CIPN)に対する有効性が示唆されているのはデュロキセチンのみである。
・ただし,抗痙攣薬などの治療薬も患者によっては選択肢の1つであり,治療によるメリットと副作用や費用などのデメリットをきちんと説明したうえで使用してもよい。
・疼痛を伴うようなCIPNでは,アセトアミノフェン,非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs),医療用麻薬などの鎮痛薬を積極的に使用する。
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