特集 エビデンスを2型糖尿病臨床にどう生かせばいい?―Evidence Based MedicineをReal Worldへ
糖尿病合併症予防
神経障害
加藤 義郎
1
,
中村 二郎
1
Yoshiro KATO
1
,
Jiro NAKAMURA
1
1愛知医科大学医学部内科学講座糖尿病内科
キーワード:
厳格な血糖コントロール
,
成因に基づく治療
,
対症療法
Keyword:
厳格な血糖コントロール
,
成因に基づく治療
,
対症療法
pp.107-111
発行日 2018年1月1日
Published Date 2018/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika121_107
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Summary
▪糖尿病患者を診察する際には,必ず神経障害の有無あるいはその病期について診断することが望ましい.
▪厳格な血糖コントロールを行えば,糖尿病神経障害の発症・進展を抑制することができる.
▪成因に基づく治療薬のなかで,その臨床的有効性に関するデータが最も多く確認されているのがepalrestatである.
▪対症療法として使用される薬剤であるduloxetineおよびpregabalinは,本邦での臨床試験でも有効性が確認されている.
© Nankodo Co., Ltd., 2018