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特集 新しい指定難病制度を理解する
≪耳鼻咽喉科領域の指定難病≫
指定難病制度を踏まえたミトコンドリア病の診療
Medical care of mitochondrial disorder based on the system for designated intractable diseases
松永 達雄
1
,
山本 修子
2
,
村山 圭
3
Tatsuo Matsunaga
1
,
Nobuko Yamamoto
2
,
Kei Murayama
3
1国立病院機構東京医療センター耳鼻咽喉科
2済生会中央病院耳鼻咽喉科
3千葉県こども病院代謝科
pp.240-247
発行日 2016年3月20日
Published Date 2016/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200852
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POINT
●ミトコンドリア病とは呼吸鎖を中心とするミトコンドリア機能の障害を病態とする疾患の総称である。
●ミトコンドリアDNAまたは核DNAの異常で生じる。
●全身の臓器が障害されうるが,難聴など単一の臓器症状の場合もある。
●間歇性または再発寛解型の経過を呈する場合が多い。
●根本的治療はまだないが,難聴に対して補聴器・人工内耳の有効例が報告されている。
●難聴以外の全身症状があれば,小児科や内科の診療を受けることが重要である。
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